少林拳

少林拳(しょうりんけん)

 中国三大武術の一つ『少林拳』。
 『少林拳』は、中国にあるお寺「少林寺」で武僧と呼ばれるお坊様が修行をしている拳法をいいます。
功夫(カンフー)は、中国武術のことをいいます。

 今から1500年ほど昔 、ンドの高僧 達磨大師(だるまたいし)が、仏教普及のため中国を巡礼し少林寺を訪れました。
 達磨大師は少林寺のある少室山北麓の祠に籠り、座禅組み悟りを開き禅宗を開きしました。(面壁九年。永い年月を忍耐強く努力し続ける意)

 厳しい座禅に耐える精神を武術で鍛練する事を思いつたことから、少林拳は禅と武術の修行の中で生まれたとされています。

 最初に編み出された技『十八羅漢手(じゅうはちらかんしゅ)』は、長寿の生き物、熊・鳥・猿・虎・鹿を模倣した『五禽の戯(ごきんのぎ)』を元に編み出されたといわれ、野生動物の動きにその強さを学んだとされています。

 少林武術には拳術と器械を使う技とがあり、野党や野犬から身を守るのに身近な箒(ほうき)や鍬(かま)などの農機具を武器として使用したことから器械を使う技が発展していったと言われています。
 しかし、武器を使うと相手に怪我をさせてしまうため、手と足を使う武器をもたない拳術が編み出されました。
 現在、少林寺では500種類以上の技が受け継がれているとのことです。

2022年07月01日