⑥套路(型)

⑥套路(型)の稽古
 套路とは、空手でいうところの型のことです。

入門して最初に習う3つの基本の型、基本拳、基本長拳、初級長拳。
ここで、基本的なカンフーの動作を練習します。

 カンフーの基本的動作が身について来たところで、いよいよ少林伝統武術の入口である「小洪拳(しょうこうけん)」の稽古へと入ってゆきます。
 「小洪拳」は、少林武術技の集大成といわれる套路です。
少洪拳の練習は、少林拳士としての第一歩を踏み出したこととなります。

 この他にも、大洪拳(だいこうけん)や、羅漢拳(らかんけん)、多彩な蹴り技の梅花拳(ばいかけん)、動物を模倣した虎拳(とらけん)、優美な技の蟷螂拳(とうろうけん)と様々な套路(とうろ・型のこと)があり、拳士の基礎の習得度合いに応じて練習してゆきます。

 少林武術は拳術のほか、武器を使った技が多数あります。
棍術・刀術・剣術・大刀、扇子など、様々な器械を使う套路があり、少林カンフーの魅力の一つとなっています。

2022年07月01日